中武大の終り

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その頃倉庫内では 中武がテレパシーを使って兵士達の 会話を聞いていた、英語だが、センリーの チップ能力でその意味は分かった 散々使ってはいたが、今迄はまったく 理解出来なかった それがこの期に及んで英語がこんなにも 素早く理解出来るとは中武は自分の愚かさに 苦笑いが出た (追い込まれてる証拠だな) 中武は両手を挙げると須磨子から一歩離れて 「撃つなー!降伏する!民間人が一緒だ! 俺の敗けだ!」 だが、心の読めない男達が 「騙されるな!奴はおかしな能力がある 完全に倒さないとこっちが危険だ!」 と無線で言った、相手はリーダーだろう 「シン!アメリカ政府も日本政府も逮捕して 生け捕りにしろと言っている殺すな 撃っても脚か腕にしろ!」 と命令した どうやら、撃たないでくれそうだと安堵して いると目の前のロフトにある扉からピエールが ロボットの後ろに現れた しまった! そう思っているとロボットは 「撃ちます」 とピエールに言った だが、中武には読めなかった 唇も動かさないので中武には会話は 読めなかった 唯、睨むだけの中武だった、するとピエールは 「殺すな、簡単にはな助かったと思わせて おいて殺すんだ、頭と脚を狙え」 とニヤリと笑って言った ガガーン!! 銃声が響いた! それがロボットからのものだと気が付いた 中武は瞬間的に超能力を発動した弾は脚と頭を 狙っている、脚は無視して頭を狙う弾を 必死で曲げようとするが曲がらない! チクショー!ESP弾か?! と手で頭を狙った弾を受けたが 貫通して頭蓋骨を派手に砕いた とんでもない激痛が走り! 中武は大きな、ウワーッ!と言う悲鳴を あげて倒れた。
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