中武大の終り

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肉体の緊急事態に身体の全ての機能が 傷の修復にあてられた 出血は防いでいたが痛みは半端無いものだった ドクドクと心臓の脈打つのが頭の傷に響いた 頭痛等と言うものでは無かった意識が朦朧と して血がダラダラ流れたが、まだ生きていた (普通なら即死か・・) そんな事を思って中武は漸く立ち上がると ピエールを睨んだ 殺してやる!絶対に倒してやる! 中武は殺意を込めてピエールを睨んだ すると、兵士のリーダーが 「撃つな!シン!もう奴は重症で動けない! 逮捕だ!もう撃つな!」 とがなりたてた、だが、その言葉は 中武には最早聞こえてなかった 中武は兎に角、須磨子を守る! と両腕を広げて須磨子を庇った ピエールがニヤリと笑った ******* その時外ではジョン達がESPジャマーを 発見してイチローの拳銃の弾をサイコキネシス で加速して破壊する作戦を敢行していた 「よし!イチロー俺の合図で撃つんだ! 分かったな全員弾を加速させる事に集中しろ 行くぞ!3、2、1!今だ!!」 ガガーン!!大きな音と共に弾は派手に 機械を破壊して拳銃までバラバラに成った イチローは手に怪我をしていて血を流していた 「大丈夫か?イチロー!」 の声に 「ジョン!中武を助けて!」 とイチローが叫ぶとジョンは テレポーテーションして倉庫に向かった! その時、ニヤリと笑うピエールが 「撃て!」 と言った (中武!見事だ!愛する人の為に身を盾に するとは感動だよ、私はこう言う場面を 見たかったのだ) とほくそ笑んだ。
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