中武大の終り

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ケントは茫然としてしまった そして、意を決すると 「リンダ!現在マザーとの連絡が 取れない状況で私の権限で言わせてもらう 中武大、こと森木裕幸をリーダーから 解任する! 彼は間違った作戦、鎖国によって 我々及び本人の命に関わる重大なミスを犯した 彼の記憶を封じ込め、アメリカに送った 影武者とすり替えて、元の生活に戻す! 異議は無いな!」 すると、マリアが 「須磨子さんはどうするの?」 と聞いたケントは困った様に 「大谷さんとかいう人に委せるしか無いだろう 色々知ってはしまったが混乱しているので 大丈夫と思う もし、何か不都合があったら大谷共々 記憶を消す作業をすれば良いだけだ リンダ!許可を!森木裕幸を解任する!」 すると、リンダは 「分かりました、現在の状況ではそれが ベストと思われます中武大を解任します 意識を取り戻したら直ぐにアメリカに連れて 行きます」 「了解だ」 二人とリンダは大きくため息をついた 何か分からないものに自分達が敗けた という事だけは理解できた リンダはその時 (ごめん!中武、今あなたが復活したら ピエールが再び攻撃を仕掛けてくる 私達は体勢を整えなければ成らない あなたは敗けた、そうピエールに示さないと いけないの、ごめんなさい、中武・・・・) そして、記憶を消された中武大だった 森木裕幸はアメリカにいた影武者と 入れ替わった 暫くはボーッとしていて記憶が飛んでいたが それも、この事件のせいだと思われて 家族の者は特に怪しくは思わなかった。
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