第2章 夜空に願いをこめて (リュート視点)

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ああ この熱い視線が可奈のだったらうれしいが......彼女に送られてもなぁ。 ところで...... 「キーン 何か問題が起こったか?」 キーンは クスッと笑って、 「いや 何もありませんよ、リュート。王皇后陛下と一緒にいるのをお助けしようと思いまして。 あの方は あなたのことがお気にいりのようだけど...... あなたと結婚したがっていたといううわさはやっぱり 本当かな?」 「軽くそんなこと言わないでくれ。虫唾が走る。とりあえず助かったよ。ありがとう。」 「前王が崩御されたあと、ベリッサ前王妃を娶って君が王として即位するという話もあったんだろ?」 ベリッサと結婚?やめてくれ。心の底からそう思いながら 「俺は病気だし......」とキーンに言っておいた。 「君の病気は急性期は過ぎたから薬だけ飲んでたら大丈夫でしょ。地球では不治の死に至る病気だけどここにいれば病気にはいらないじゃないですか。」 そう。俺はほっておくとだんだん体が動かなく病気にかかっている。治すことはできないが薬だけ飲み続けこの星にいれば支障はない。ただ地球にいると薬が効かず病気が進行してしまう。 可奈...... 君と子供に会えるだろうか。
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