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魔力診断試験
試験日当日
―アリスミール城大ホール―
朝宿を出て
お城の試験受付に行くと
まずこの大ホールに通された
ホールと言っても色々な使い道があるみたい
誰かが話しているのを聞いたけど
何かの競技や博覧会他には兵隊さんの演習所でもあるみたい
「色々するから
凄い広いし
凄いたくさんの人…」
びっくりするほどの人数だったそして私が驚いているとミリも
「やっぱり試験を受けるのは人が多いね」
と驚いている様子
他の種族もいるけれどちょっと少ないわね
と私達が話し合っているとしばらくして奥の舞台みたいな所に偉そうな人が昇るとゆっくりと話し出す
「おほんっ!!
え~本日から今年度の魔力診断試験を開始します
わたしはイゼンブルク要塞の魔法使い顧問
中将待遇のバリファ‐ンである今回の試験の総責任者です」
白い髭を生やして緑色のローブに身を包んでいかにもって人ね
すると
コソッとフェミ姉が
「あの人先生の弟弟子よ確か」
「え!?
そうなの!!?」
私がビックリする間もなく話が始まった
「試験の説明の前に軽く前振りを話します
この試験が開始されたのはおよそ130年前…
ボロード諸候連合帝国が侵攻し我が祖国とその周辺国は一気に滅亡した……
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