控室での休憩

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何故? フェミ姉が怪訝そうな顔をして聞いてみた 「中佐これはどういう事ですか? 話が見えないのですが…」 「これについてはこちらの方からお聞きください ルブルロワール王国 第一王位継承者 アレクオーン・ルブルロワール殿下です」 その言葉を聞いたとたんまわりが一斉に片膝をついて頭を下げながら両手を前に組んだ 後で知った事だけれどこれが王族及び位の高い人に対する礼らしい フェミ姉はちゃんと知っていたみたいだけど 山奥の田舎育ちのわたしとミリは勿論知っているわけなくオロオロと戸惑うばかりだった すると奥から凛とした響きの良い声が届いた 「聞いていた通りほんとに可愛らしいお嬢さん方だ」 見ると絨毯の向こうから歩いて来ている人がいる 180はありそうな長身 服装は黒と蒼の軍服??首から上にはおそろしく綺麗な顔があった やや短めの金髪にキリっとした碧い瞳 わたしもミリもポケーと見とれていて時間が止まっていた……… 「しかし この場での主役がそんなに戸惑っていてはいけないな~ 君たちは この王国で最も期待を受ける事になる魔法使いなのだから」 ……………………え?? 「え~~~~~!!!?」 二人同時に声をあげていた
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