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先生……いえお父様大切にされていたのは感じていましたが…
そんなにも深く愛してもらっていたのを知ったので…」
…………もう
「フェミ姉のばか!
そんなこと聞くと私たちまで涙止まらなくなっちゃう………」
最後まで言えずに私とミリもしばらく大粒の涙を流していた…
私たち三人が落ち着いてからバリファーンさんが聞いてきた
「三人はこれからどんな進路を選ぶ予定なのだ?」
そう私は全然考えていなかった……
するとミリは
「あたしはフェンリルに行きます!」
「そうか…
最近フェンリルに良い人材を取られっぱなしだな
ははは
試験説明の時に話したランクAの人もフェンリルに行ったよ」
あ~
シャンスティさんの事ね
と思いながらみんなの話を聞いていると
フェミ姉が言い始めた
「決めました
わたしはこの王国に仕えようと考えています
南方の方に何だかよくない雰囲気を感じていますし……
護りたいです
この国を
そして私の大切な人たちを」
それを聞いたみんなは数秒ほど何も言わなかった
すると
王さまは次に私に聞いてきた
「シャーリンドリアよ
君はこれからどうしたいと考えている?」
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