10人が本棚に入れています
本棚に追加
/71ページ
『歩~!』
授業終了のチャイムが鳴ると同時に数人が歩の席に来た
『何だよ…』
当然歩は表情を崩さず、返事する
『弁当食いに行こうぜ!』
一人が歩にこう言う。この友人の名は光、入学式の時からよく話して来る
『分かった。何処で食う?』
光はしばらくウーンと考えると思い付いたのか他の奴の方を向く
『どうする詩織!?』
『あ、あたしに聞かないでよ!!』
この集団の女子の一人、詩織に聞く。
詩織も席が隣な為、話してくる
『いつも通り屋上でいいんじゃないの?』
眼鏡をかけた男子…啓介が呆れたように案を出す
光はたまには別の所で食いたいと言っていたが、他の奴は啓介の案に賛成した為、渋々屋上へと向かっていった
最初のコメントを投稿しよう!