10人が本棚に入れています
本棚に追加
/71ページ
『♪~♪♪』
彼女は歌を歌っている
聞くもの全てを引き付けるような透き通った歌声
『!!…だ…誰?////』
歩に気付いたのか恥ずかしそうに聞く
『歩……椎凪…歩』
歩はそれだけ言うと黙り込んだ
『歩君ね♪よろしく。私は美咲っていうんだ♪』
歩は適当に促して隣に座った
『…美咲って俺のクラスだよな?』
『そぅだよ♪♪』
そんなあんまり話しが続かないが歩は少し、話すのが楽しかった
時刻は7時を回っている
『……それじゃぁ、そろそろ帰る』
手を振って歩と美咲は別れた
『一度も笑ってくれなかった……
やっぱりあの時のことかな……』
美咲は一人取り残された公園で小さく呟いた
最初のコメントを投稿しよう!