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「交通事故・・・・・・!?」  その知らせを聞いて、すぐに病院に駆けつけたかった。  だけど、ただの後輩が仕事を放り投げるわけにはいかない。  じりじりとしながら仕事をこなし、帰宅時間になったら病院に通う日々。  ある日、いつものように先輩の元に向かうと、なんと、自殺を図っていた。  俺のせいだ。  俺が、邪な願いを持っていたから。    ああ。  俺はなんて卑怯で、醜いんだろう。  この期に及んで、喜んでしまった。
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