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実家住まいの彼を家まで送り届けたのは明け方だった。
ほぼ初対面だったのに、私達は夜中話をしていた。
「色々聞いてくれてありがとう」
と彼がお礼を言うくらい。
私は、もうこれっきり会わないかもなぁなんて思ってたんだけど、彼からまたメールが来て、私は彼を迎えに行った。
そしてそこで、私達は初めてちゃんとした連絡先を交換した。
名前も知らなかった私達はようやく名前も知ることになる。
あさま ゆうすけ
それが、彼の名前。
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