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そんなある日、あさまサンが、
「来月携帯止まるかも」
と言った。
仕事もしてないんだから、払うお金なんてない。
だったら当たり前の話なんだけど。
「もう会えなくなるかもね」
と、あさまサンは言う。
連絡手段がなくなったら、会えることなんてない。
そもそも、私達は住んでる町が違うし、最近会い始めただけ。
今は結構なペースで会ってるけど、関係なんてまだまだ薄い。
彼に何かあっても、私に連絡してくれる人なんていない。
もう、終わってしまう。
そう思ったら寂しくて、
だって、やっと仲良くなれたのに。
どうしよう…
そう思ったら、言っちゃってた。
「携帯代払おうか?」
その一言が、最低な恋愛の始まり…
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