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そんな生活をしばらくしてるある日、
あさまサンは私を、パチンコに誘った。
もちろん私は初めてだったんだけど、言われるがまま付いていって、言われるがままにやっていた。
お金は私の財布から。
お小遣いに、パチンコ代も含まれてしまった。
最初は控えめだった彼も、回を重ね、勝つことも出てくると欲が出てくる。
出るまで、もう少し、もう少し、と私にお金を要求するようになっていった。
負けたら、たばこ代とビール代を払わされ、
勝っても、自分で全部もらってしまい、私には仕方なしに、最初に使った分を渡すだけ。
私達の会う頻度も増え、仕事が終わってから彼の家まで行き、夜中に帰って、また仕事終わったら行くという繰り返しになっていった。
私が帰るときには、たばこ代、ビール代、そして、私が仕事してる間にやるパチンコ代も要求されるようになっていた。
初めこそ、ありがとうと言われていたけど、それもだんだんなくなって、欲しいだけ当たり前に要求するようになっていた。
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