会話は多いです

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会話は多いです

0    リオの作るトマトソースは美味い。  ひき肉たっぷりのそれをパンですくい、これ好きだとリオに伝えてもぎゅもぎゅと食べる。 「今日は何してたんだ?」 「変わらず。あ、隣の冒険者に嫁認定されてた。リオのこと旦那って言っててさ、不思議だったんだよ。焼きもちやきの旦那っぽいって」 「ふうん。あいつらとよく話してたっけ?」 「そうでもない。新区画に移るから出てくって言われてさ、買うことにしたんだ。畑にするから金色に土もらってきてくれるか? すぐは出て行かないだろうから、いつでもいいんだけど。あとキャベツの苗」 「隣買ったのか?」  聞いていないと不満顔をするリオに、今日言われて交渉したと伝える。  なんかお互い、事後承諾が多い気がしてきた。 「今度から相談する」 「いやいいけど。隣の奴らと仲良さげで、嫉妬しただけ。土とキャベツだな、明日伝えとく」  ありがと、と笑いミニサヤの話をする。  サヤの年齢にはリオも驚いていて、あれは王都七不思議だと力説しておいた。  お子様の食事がゆっくりだったので、コーヒーをもらいスラムの話をする。     
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