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会話は多いです
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リオの作るトマトソースは美味い。
ひき肉たっぷりのそれをパンですくい、これ好きだとリオに伝えてもぎゅもぎゅと食べる。
「今日は何してたんだ?」
「変わらず。あ、隣の冒険者に嫁認定されてた。リオのこと旦那って言っててさ、不思議だったんだよ。焼きもちやきの旦那っぽいって」
「ふうん。あいつらとよく話してたっけ?」
「そうでもない。新区画に移るから出てくって言われてさ、買うことにしたんだ。畑にするから金色に土もらってきてくれるか? すぐは出て行かないだろうから、いつでもいいんだけど。あとキャベツの苗」
「隣買ったのか?」
聞いていないと不満顔をするリオに、今日言われて交渉したと伝える。
なんかお互い、事後承諾が多い気がしてきた。
「今度から相談する」
「いやいいけど。隣の奴らと仲良さげで、嫉妬しただけ。土とキャベツだな、明日伝えとく」
ありがと、と笑いミニサヤの話をする。
サヤの年齢にはリオも驚いていて、あれは王都七不思議だと力説しておいた。
お子様の食事がゆっくりだったので、コーヒーをもらいスラムの話をする。
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