3人が本棚に入れています
本棚に追加
(嘘だろう・・?嘘だと言ってくれよ・・・)
Sは確かに学年で3位以内に入るであろう可愛さを持っていた。
私は脳内スペックを最大限に使って、状況を整理した。
・アンニュイ野郎は1年生のときSと同じクラス
・(推測)アンニュイ野郎はSのことが好き
・クラス替えでSと同じ部活に所属している私と同じクラスになった
・(推測)アンニュイ野郎はSに近づくために、まずは私と仲良くなろうとした
→結論、アンニュイ野郎は私のことを別になんとも思ってない
私はトンデモナイ勘違いをしていたのではないか。
しばらくドーナツを見つめた。
二つ並んだドーナツは何だか目のように見えて、ワタシを嘲笑っているかのようであった。
最初のコメントを投稿しよう!