第1章

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部活のために寮に入っていた私 3年の春には部活を引退し、寮を出るように親に勧められた それに対して特に反対することもなく自宅から通うことになった 登下校に時間がかかるようになるのは嫌だったが、 逆に勉強して帰ると言えばこうして遅くなっても親は何も言わないのでありがたかった 「どこ行こっか?」 「んーと、ハンバーグが食べたいです。」 「オッケー。」 田舎にあった中学を卒業して、地元を離れたからこちらに知り合いは少ない 「制服だとなんか危なく見えるよな。」 冗談交じりのその言葉は冗談に聞こえない 「てか、思ったんだけどさ、スカート短すぎじゃね?」 「そうですか?みんなこんなものですよ?」 それは嘘。 うちの学校は校則が厳しい。その分校則を破ってる生徒も多い 幸い、うちの学科は守っている生徒が多いがそれも学校の中だけ 私も同じ。 学校にいる時より2回ほどスカートを巻いている 「足見せすぎないで。」
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