第10章 ラストバトル

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第10章 ラストバトル

 ガス提灯通りでデコラゾンビと対峙した。  鉄パイプ爆弾、さらにブルーベリー刑事の援護射撃もあり簡単に倒せた。  カズマがlevel3になった! 《回復薬》を手に入れた!  ミサキがlevel4になった! 《弾丸×12》を手に入れた!  デコラゾンビは銃を持っていなかったが、ブルーベリーに至ってはどんな敵でも銃での攻撃なら可能なようだ。 「コルトパイソンか、バイオハザードのバリーが持ってた銃ね?」  ナツミが言った。  オバサンのクセに詳しいじゃねーか?  僕はデコラスタイルに着替えた。  これで2008年にいける!  僕の親しい人が2008年の6月に死んだ。  助けに行かなくちゃ!  ナツミがしんみりとした表情になる。 「ここでお別れだイロイロやり残したことがあるからね?カズマ、勾玉を探してしあわせになりなよ?」  ナツミがいなくなると《逃げる》が使えなくなる。かなり厳しい戦いになるだろう。  フミヤがパンクスタイルからデコラスタイルに着替えた。意外に似合っているからビックリだ。    銀座メトロ駅のゴミ箱から《ショットガン・スパス》を手に入れた! 『アイテムがいっぱいです!どれを捨てますか?』  僕はメリケンサックを捨てた。  発車のベルが鳴り響く!  トイレに入って壁のダイヤルを《2008》に合わせた。  長崎はテツにパンチを喰らわせた!  カメラのナカにはパンチラ写真がギッシリ収まっていた。「キモいんだよテツ!」 「コイツらは男を騙す罪深い女たちなんだよ!これくらいの制裁なんてことねーだろ?」 「こんなことしてたら殺されるぞ?ピンクラインを牛耳ってるのは裏風俗の経営者、長嶺純だ。父親の長嶺征一郎は闇市を発展させたフィクサーだ、おまえみたいなガキが叶うような相手じゃない」  3人の戦士が近づいてきた。  カズマ、ミサキ、フミヤだ。   「君、長嶺を知ってるの?」  カズマが尋ねた。 「アンタら誰?」 「それは言えない、長嶺の居場所を教えて?」と、ミサキ。 「確か香月町だったかな?」  夕闇の香月町にやって来た。  長嶺純はナツミや三郎を裏切り富士の樹海に葬った、奴こそが怪人21面相だ。  そして、カズマの父親を自殺に追い込んだ張本人だ。「オヤジは長嶺の秘書をしていた」  屋敷に踏み込んだ!  長嶺は頭を銃でぶち抜いて死んでいた。  badend!        
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