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レオ「でも、はじめに聞いた時は本当に驚いたよ。 まさか"世界最強"と言われる『白黒の戦乙女(ヴァルキリー)』が16歳の少女だったとは。」 ハルはレオナルドのその言葉には苦笑いしか返せなかった。 そして、それと同時に心が陰るのが自分でもわかる。 ハル「私には…力しかないんです。 だからせめて、この力を誰かの為に使いたい。 例えそれで……"化け物"と呼ばれても……」 後半につれ声が小さくなっていく。 そんなハルの様子にレオナルドは真剣な表情で答えた。 レオ「…ハルミナ君。 確かに人は自分よりも遥かに大きい力に恐れを抱いてしまう事もある。 けれど、そんな強大な力に守って貰えているのだと安心する者がいるのも事実だよ。 君が正しいと思って動いてくれたお陰で、今まで多くの人は救われてきた。 救われて感謝しない人なんかいない。 だから、あまり自分を卑下するのはよしなさい。」 レオナルドの優しい言葉に、ハルは少しだけざわつき始めていた心を落ち着かせ返事をした。 ハル「はい。…すみません…少し取り乱しました。」 レオ「気にする事はないさ。 そう言ったことも、これからこの学園で学んでいけばいい。」 ハル「ありがとうございます…」
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