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そんな事を知る由もない少女は、門から校舎までの予想外の距離と、多くの人の視線に既に心が折れかかっていた。 (でもこのままじゃ学園長室の場所が分からないし、誰かに聞いてみよう…) そう思い、少女は1番近くにいた男子3人組に声をかける。 「あの、すみません。学園長室にはどう行ったらいいのでしょうか??」 「「「………」」」 「あ、あの…??」 「「「……ッは!?」」」 「(ビクっ!!)」 「あっ!!えと!!…は、はい!!なんでしゅか!?(か、噛んだー!!)///」 「あ、あの、学園長室に行きたいのですが。」 「が、学園長室ならあそこの階段を1番上まで登って、右手側に真っ直ぐ行くと着きますよ!!///」 「そうですか、ありがとうございます(ニコッ)」 「「「ッッッ!!(ボッ)///」」」
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