第1話 『仮面ライダーがやってきたんやで。その1』

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そして、 その日曜日。 勝浦の築地にある老舗旅館の2階の一室に僕ら3人は出かけた。 本郷猛、 いや仮面ライダー1号はソファーに座って「いや~。 こんにちは。 今日はよろしくお願いしますね」と挨拶。 おいさん記者は、 「こちらこそ、 よろしくお願いします。 あっこの子は、 うちの息子でこっちがその友達です」と僕らを紹介してくれた。 「そうですか。 僕ら仮面ライダー好きかい」僕らは2人目を合わせて「ほっほ本郷猛がしゃべってるぞ」と心の中でつぶやいた。 「あっはい、 大好きです。 いつも仮面ライダーみてます。 」と0君。 僕ら2人は、 好きどころか朝から晩まで仮面ライターで仮面ライダースナックのカードを集めまくっていたほどである。 それからしばらく、 おいさん記者は、 インタビューをしソファーに座っている本郷猛の写真を撮ったりしていた。 そして本郷猛が「僕いっしょに写真とろうか。 おいで」となんと0君をひざの上に座らせたのである。 すかさずおいさん記者はシャッターをきった。
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