第2話 『仮面ライダーがやってきたのだ。その2』

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第2話 『仮面ライダーがやってきたのだ。その2』

      那智勝浦町昔懐かし話    第2話 『仮面ライダーがやってきたのだ。 その2』   (ダブルライダーとシオマネキング) 「ねえ、 ねえ、 たけちゃん。 昨日の仮面ライダー見たかん。 」勝浦小学校に登校中友人のタコちゃんは、 僕に尋ねた。 僕の友人は変なあだ名のやつが多くタコちゃんは、 名前のはじめに(た)が付き鼻が悪いんでいつもタコみたいに口をとがらせていたからタコちゃんである。 小学生はあだ名付けの名人である。 第1話にも書いたが、 たけちゃんとは僕のことである。 「あたりまえやん。 勝浦特集やぞ。 俺、 本郷猛に握手してもろたんやぞ。 見やんわけないやん。 」「そうやなぁ。 たけちゃん、 握手してしてもろたんやもんなぁ。 」と、 なんのこちゃわからない理由に2人して納得したのである。 「そやけど、 1号と2号に追っかけられたショッカーやけど。 キーキー言いながら那智の滝の滝壺へ飛び降りた思ったら浦島の忘帰洞に逃げるんやもんね。 」とタコちゃん。 「そうや、 ショッカーの基地が忘帰洞やもんね。 びっくりしたわ。 」僕らは撮影が那智の滝と浦島で行われたのは、
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