0人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
「よし! やった♪ やっと手に入れた俺の姫!今まで以上に溺愛してやるからな! 俺の愛は深いぞ?」
「いやいや、お手柔らかにお願いします。私、お付き合いするのって若葉ちゃんだし。紅葉なマサキとは経験値の差があり過ぎだから。」
「姫は今まで通りでいいから。それに、サクッと結婚まで持って行くし?」ニヤリ。
「私、選択間違ってないよね?」
「もちろん。」
「ねえ、マサキは幸せ?」
「最高にな! 大切にしていた宝物が手に入ったからね。今すぐにでも紙書いて市役所に出しに行きたい気分。」
「気が早くない?」
「全然! もう、誰にも渡さないから覚悟しろ?」
そう言ってマサキは身を乗りだり私の唇にキスを落とした。絶対ここが居酒屋だって忘れてる。
「あー。やっぱりはやまったかも…。」
「姫がYESって言ったんだ。クーリングオフは受け付けねー。骨の髄まで愛してやる。よし! 俺の家に帰ろう。家飲みしよう!」
「?! 私、持って帰られるの?!」
「人聞きの悪いこと言うなよ。俺は人の目に触れられず、姫とイチャイチャしたいだけ。」
「いやいや。それって完璧お持ち帰りってやつじゃん!」
「今までと一緒だろ? よく互いんちで宅飲みしてただろ? ただ、そこにイチャイチャが追加されただけだから! ほら、行こ?」
さらっとイチャこきたいアピール凄くない?
私の選択間違ってないよね?
妖しい笑みを浮かべ私を見つめるマサキに見とれてしまい何か言っていたけど、頷いてしまったみたいで私は手を引かれマサキの家に行くことになった。
fin.
最初のコメントを投稿しよう!