22.お披露目会

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彼女の興奮は止まない。 「んんん・・・・・!!このつるぺた幼女ボディに、くりくりの大きな瞳!! うわぁ手も足もほっそーい!! お尻ちっちゃーい、かわいーい!!」 「えっ」 今美女の口から、その姿にそぐわない台詞が聞こえてきたのたが。 聞き間違いかとも思ったが───それは私の空耳ではないらしかった。 ほぅっと吐息混じりに彼女は言う。 「もう、食べちゃいたいわぁ~」 「え゛」 「ねぇいいかしら?───ウェルバート」 「ああ、構わない」 ───・・・・・って!! 何言ってんだこいつらは!? 皇帝の前だというのも忘れ、ばっと勢いよく立ち上がる。・・・・・私の第六感が告げていた───このままだと自身の貞操が危ない、と。 トントンと足どり軽く近づいてきたフレデリカを、そっと見上げる。 「えっ、えぇーっと・・・・・フレデリカ、さん?」 「やぁだ、さん付けなんて。フレデリカお姉様と読んでいいのよ、ほらフレデリカお姉様って!!」 「ふ、フレデリカお姉様・・・・・」 「やーん、かぁわいーい!! 上目遣いなんて、反則だわ!!」 一言でも声を出せば感激され、無言で見つめても悶えられ、身じろぎをしても興奮される。 ───私にどうしろと!? ぎゅむーっと顔に豊胸が押し付けられ、息が苦しくなりつつも、何とか顔を出す。 そして、キッとフレデリカの肩越しにウェルバートを睨みつけた。
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