第二章 出逢い
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窓に頭をもたせかけ、ぼんやり外を眺めてたら、出逢ったんだ。 真っ暗な地下鉄の線路の脇で、眩しい光に。 それはまるで天使の酒盛り。 地下鉄に詰まったもやもやした人間の魂の欠片をツマミにして、一杯やってる様にしか見えなくて。 慌てて目を凝らして追ったけど、もう眩しい光はとっくの後ろ。 「───あーあ」 監督にいっつも怒られる、反応の遅さ。 だから永遠の秘密兵器、だなんて言われるんだ。
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