【7/18◇全編完結】愛執の鎖 ～新解釈とはずがたり

人物紹介と家系・関係図

※また古典の性質上、立場や名前が煩雑なため、主要人物四人だけ紹介を設けます。

　( )内の年齢は初登場時の年齢です。

　なお作中でも徐々に紹介していきます。

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二条(14)

女主人公。二条という名は通称。
父は中院大納言源雅忠、母は大納言典侍(だいなごんのすけ)。4歳の時に後深草院に引き取られる。
後深草院に仕える上臈女房(高級女官)兼 愛人。

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御所様(29)

後深草院(ごふかくさいん)。
御所様と呼ばれるのは通称。
鎌倉時代中期の第89代天皇。後嵯峨天皇の皇子。
正妻・東二条院の他に６人の妻を持つ。好色。

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西園寺(さいおんじ) 実兼(さねかね)

公卿。最終的には従一位太政大臣にのぼりつめる。
父は太政大臣西園寺公相。原典では『雪の曙』『西園寺実兼』の２つ名で書き分けられるが、今作では『実兼』で統一。
二条の恋人。妻帯者。実直。

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有明の月(25)

性助法親王(推定)。後嵯峨天皇の第6皇子。
仁和寺御室(=仁和寺筆頭の僧侶)。美貌。
原典では『有明の月』『性助法親王(しょうじゅほっしんのう)』の２つ名で書き分けされるが、今作では『有明の月』で統一。二条に異常な執着を燃やす。