それならいっそ眠り続けたい

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いつも眠い私は毎朝二度寝し、結果慌ただしく家を出る。 会社へは地下鉄に乗って行かないといけない。長めの階段を登り降りしないといけない地下鉄はあまり好きではない。 そんな事を考えていると電車がやってくる。いつもの席へ座る。 人工的な光しか無い車内。朝の眠気が抜けきらずウトウトしてしまう。 気づいたら降りる駅についていて、急いで電車を降りる。 人の流れに乗って階段を登る。陽の光を浴びて、伸びをする。 会社に着くと資料にミスがあったらしく、上司に怒られる。同僚になぐさめられる。そして日々代わり映えしない仕事をする。 昼休み、やっぱり眠い私はまたウトウトしてしまう。 目が覚めるとそこはまだ車内で。私はほんの少し寝ていただけのよう。 電車は地上に守られた線路を進んでいく。 降りる駅に着く。ガタガタになった階段を登る人は少ない。 荒れ果てた地上に出る。空はまた爆弾かなにかが落とされたようで煙がかかっている。 そんな空をまだ何か落そうと飛行機が飛ぶ。 ああ、何にも汚されていない青空が見たい。あの眠くなるような日常へ戻りたい。
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