4人が本棚に入れています
本棚に追加
王は薬人を解放し、薬の材料に利用していた土地に住む住民の全てを、
ラウンジ帝国に強制移動させた後、アスキア連盟の王は薬人が住む暗闇の森の前に、 捕らえられていた大勢の薬人達と数人の将軍と少ない兵士達だけを連れて訪れた。
モララー「我は!アスキア連盟の国王モララーだ!この森の長に話が在る!どうか取り次いで頂けないか!」と、
暗闇の森の前で大声で叫ぶと森から女の声が帰って来た。
「何用ですか?アスキア連盟の王よ」
王は森から聞こえた女の声に返答した。
モララー「貴殿達の不当に捕らえられいた同胞を解放したのだが、我らでは怪我をしている貴殿達の同胞の治療方が分からぬのだ。怪我を負っている者も大勢いるので、手を貸して頂けないか!」
王の叫び声が森に暫き渡る。暫くの沈黙の後に、
「‥‥‥‥森よ‥我が元に通じる道を開け!」と、女の声が森に響いた。
すると、
森を覆う様に生えていた木々がまるで生き物の様に動き始めた。
王たちはそれに驚いた。
いきなり森に道が出来たからだ。
最初のコメントを投稿しよう!