平等に・・

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「ゼリー食べたい」 「冷蔵庫に入ってるから、食べていいよ。5月に北海道に行った時、まだ食べるのかってくらい食べてたから、あれじゃ足りないなと思って残してあるよ」 「ありがとう」  優美は、ベットから降りて、冷蔵庫をからゼリーを取り出して、俺のイスに座り食べ始めた。 「いつ、食べても美味しいよね、このゼリー」 (本当に美味しそうに食べるよね)  優美の横顔を見ながら思った。 「りょう?・・今日何曜日」 「土曜日だよ・・どう・・した・・の?」 (いやな予感しかしない) 「今度の月曜日は祝日・・だよね」 「・・・・そう・・かな?」 「ごちそうさま・・器は後でかたづけるね、見つかるとみんな、うるさいから」  と言い残しニヤリとした顔で、部屋を出て行った。 「ふ~~ぅ、これからお出かけするって言い出すんだろな・・北海道に・・ゼリーだけのために・・準備するか」  案の定、10分後全員リビングに集められた。 「この三日間用事がある人」 「ないです」 「檸檬ちゃんとお部屋でまったり」 「蜜柑ちゃんとお部屋でまったり」 「それでは、二泊三日のお出かけします」
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