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きらきらきらぁっ。
「にゃ、にゃんと!」
「星で一杯なのわん。たぁくさん煌めいていて美しいわん。
待てよ。……ということはっ!」
「銀河にゃ! ウチらの列車は今、銀河の中を走っているのにゃん!」
「宇宙に敷かれた線路を走る列車。もしや、あの!」
「たった今、判ったのにゃん。ウチの正体が。
にゃにを隠そう、ウチは『ミアン・メーテル』にゃったのにゃん!」
「なら、アタシは『ミーナ鉄郎』? ううん、絶ぇっ対に違うわん!
アタシこそ」
「ちょっと待つのにゃ。
ひょっとすると、けんかする必要はにゃいのかもしれにゃい」
「どういうことわん?」
「あのお話の中にはにゃあ。
驚くにゃかれ。ふたりのメーテルが現われるシーンがあるのにゃ」
「そうなの?」
「どんにゃ内容かはもう覚えていにゃいのにゃけれども……。
これで読めたのにゃん。ウチはやっぱミアン・メーテルにゃのにゃ」
「で、アタシがミーナ・メーテルなのね。まぁそれなら納得なのわん」
「ミーにゃんミーにゃん。本当に、アノお話の列車にゃら、
そろそろ『車掌』が現われてもいい頃にゃとは思わにゃい?」
「そうね。楽しみわん。早く来ないかなぁ」
がらがらがらっ。
「来たのにゃん!」
「やったわん!」
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