ラボ(研究室)にて

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お断り ここで書いた薬のモデルは、アメリカのブリストル・マイヤーズ社が1950年代に開発・発売した解熱鎮痛剤です。 主成分の消炎鎮痛剤・アスピリン(アセチルサリチル酸)と緩衝制酸剤・ダイアルミネート(アルミニウムグリシネート・炭酸マグネシウム)を合剤にしたものです。 サリチル酸の内服用解熱剤は素早い効果が期待されますが、胃酸分泌制御・胃粘膜保護も同時に抑制するため、体質によっては胃痛や胃潰瘍を引き起こすことがあります。 あの薬は、その問題を解決するために、アセチルサリチル酸を緩衝制酸剤で包み、胃にアセチルサリチル酸が吸収されないようにすることで問題を克服しました。胃にやさしく速く効くという事を謳っているので、それが、『優しさ』と表現されています。 あくまでモデルです。 そして、本作は妄想コンテスト用に書いたのですが、間に合いませんでしたー。でもまあ、書いたので公開しちゃおうということで。 お読みくださった皆さま、ありがとうございました。
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