プロローグ

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春 俺、渋谷 颯太(しぶや そうた)は大学に入学した。 自分の学力相当な大学で、受かったときもうれしかったというよりはほっとした。 大学にいく手続きや準備をしていてもそんなにテンションは上がらない。 でも、これを見たらそうはいっていられなくなった。 退屈な入学式を大学から離れた会館で終え、 学科別オリエンテーションのために大学へ向かうとそこで待ち受けていたのは大勢の人。 一歩進めば左右に大学生がへばりつき 手元には渡されたりなげこまれたりして増えていく大量のビラ これが大学なのか! ”自分が求められてる感”を感じて俺のテンションは著しく上昇していく。
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