創作

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名前 遠矢 支葵 読み トウヤ シキ 年齢 15歳 性格 外面はよく、平素は穏やかでどちらかといえば周囲との関わりを重んじるように見受けられやすい大人しく無垢な性格は所謂処世術に等しく偽り。本来は何時からか植え付けられた劣等感と男尊女卑の社会に反発する様な厭世的、且つ卑屈。存外自身の身の回りに関して無頓着な面があり、他者への理解を示さない代わりに己も他者を理解しようとしない閉ざされの世界に息づいている状態。 其でも少女らしく、出来るなら綺麗なまま誰かの記憶に残りたいと心から自身の価値を落とす様な肉体的損傷を過度に嫌がる傾向にある、悲しくも其は父親から政治道具として育てられた故の植え付けに過ぎないのだが確りと自身の価値として認識されており、花の様に蝶の様にと生活の無頓着さとは矛盾する見目の価値に重きを置いている。曰く「花は綺麗で無くては愛されない」との事。 大抵を自分自身でこなし器用に思われがちだが根っこでは孤独を厭い、恐怖する矛盾を抱え込み、無意識に光を求める故に己に無いものを持った存在、己に自信がある存在、確固たる信条を持つ者に強い憧れを抱く傾向がある。 他への執着が皆無に等しい分反する様、自分自身の手にある存在には強い執着、愛情を抱きやすく、悉く自らが産み出した作品を慈しみ愛している。其は誰に価値がないと云われても己自身の成長の証であり目に見える価値として認識し、中でも数年と年月を掛けて描いた彼には逸走恋情にも等しい想いを抱いている。彼女からすると己の良き友人であり相談相手かつ、仲慎ましい恋人。己の苦悶と喜びと憧憬、感情の大半を隣り合わせに描いた彼は存在する個体の中でも特別。 彼の中に自分の中の"光"を何処か求めている節があり其は絵画のコンセプトとして織り込まれている。 子供から大人になる過程で本来拾うべく大人への欠片を取り零し育ってしまったかの様なアンビバランスな欠落さを感じさせながら大人を繕う愚かさを自覚してない幼さを残す、総称するならば子供と言うには成熟し、大人と云うには余りに未成熟過ぎると言葉を体現する様に何もかもが半端な存在である。
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