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現実を知ったのは高校生になってからだった。
それまですべてがうまくいっていたわけではない。
小学生の頃はいじめというまではないものの人間関係をうまく構築できずに自傷行為に目覚めていた。
死ぬか死なないかのギリギリを楽しむことでストレス発散をしていた。
もちろん死ぬつもりなど毛頭なかった。
中学生になってからもなかなか良い人間関係は作れなかった。
だが、一部の人とはかなり打ち解けていたからその時には自傷行為などすることをやめていた。
持ち前の運動神経の良さを買われ部活動にも所属していた。
部活動は小学校から続けていた野球部に入った。
野球を始めたきっかけも昔の友達に会いたいからというほんの些細な理由だった。
今も昔も、昔にこだわり続けているなとよく感じる。
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