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「…もっと言えば…蒼外の男と女の子だったら、断然女の子とエッチする……でも、蒼と女の子なら……蒼としたい……今までは……気持ちいいから……してたこと……相手なんか、誰でも良かった……でも蒼とは……好きだから……したいって思う……好きだから抱きたい……好きだから蒼を感じたい……好きだから……蒼と繋がりたい……こんな気持ちになったの……初めてなんだ……俺は……蒼が好きだよ……」
……いつの間にか、結城から蒼と呼ばれて……『蒼』と連呼され過ぎて……既に違和感も感じないくらいなのに……
『好き』と言われる度に……体温が上昇していく……
別に初でも、純情でもないし……童貞でもない……エッチの経験はある……
『でも蒼とは……好きだから……したいって思う』
……ん……?
桐生は……俺とエッチしたいって言ってるんだよな……
『好きだから抱きたい……好きだから蒼を感じたい……好きだから……蒼と繋がりたい……』
……つまり……俺が……掘られる側!?
それに気付いて、上昇していた体温が……一気に下降して……血の気が引いていく……
男同志が、身体のどこを使ってエッチするか……知識はある……
知識はあっても……受け入れられない……主に身体がっ!
桐生のモノを……俺の尻の……孔になんてっ!
俺のエッチの経験なんて、この場合……何の役にも立たない……
……未だ、床に押し倒されてる体勢……
否が応でも分かってしまう……
「き…桐生っ!……お前っ……何勃起させてんのっ!?」
俺に体重を掛けて、俺を押さえ込む桐生……
俺の下腹部に……形を変えた桐生のモノが、押し付けられる。
「…おかしくないでしょ?……好きな相手に触れて……キスして……こんなふうに組み敷いてたら…なって当然だよ……それにね…それ以上を求めてるんだから……」
……俺も男だから……その心理は頭では理解出来る……
……出来るけど……下腹部に当たる桐生のモノが……規格外にデカイ……と、感じて……それを自分の中に挿れるなんて……
想像するだけで……冷や汗が流れる……
絶対……絶対無理だああぁぁぁっ!
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