第3章 迷走する気持ち

18/47
前へ
/389ページ
次へ
俺を勃起させたのも、濡らしたのも……他でもない桐生だ…… 一言文句言ってやろうと……恥ずかしくて、桐生から逸らしてた顔を、桐生に向けて……息を……のむ。 「……っ!……」 俺を見ていた桐生の顔が……あまりにも……優しくて…… ……まるで……愛しい者を見つめる目で……俺を見てる…… ……なんて……顔してるんだ…… 桐生に触れられて……熱い身体に……もっと……熱が籠る…… 「…蒼……顔……真っ赤……可愛い……俺に感じてくれてるの分かって……すごく……嬉しい……」 そう言って、本当に、嬉しそうに笑う桐生…… ただ触れていただけの桐生の手が……俺のモノを上下にゆるゆる擦り始める。 気持ち……悪くないのか……? 付いてるモノ同じでも…… 男のモノ……触るとか…… 俺のがまん汁が、桐生の手を濡らして……潤滑剤の代わりになる。 桐生が手を動かす度に……クチュクチュとか響く厭らしい音が……自分のモノから出てることに……羞恥心が煽られて……それがまた……快感に繋がる…… ……ヤバイっ!…気持ち良すぎるっ! 自分でやったって……こんなに気持ち良くなったことない! 「…ンン!…んっ…ん!…あっ…ン…」 「…もっと…良くしてあげる……」 一度俺のモノから、手を離した桐生が…… 徐ろに……俺のトランクスを引き下げた。 「…ちょっ!…何…パンツ下ろしてんのっ!?」 ……まさかっ……! ヤル気じゃねぇーだろうなっ!? ……しないって言ったのにっ! 慌てて起き上がって、桐生を静止しようと思った矢先…… 「…ンッあっ!…あっあっ…んんっ!」 言いようのない快感が、身体中を支配した。 視線を下げて、快感を齎す部分を見つめる。 ……マ…ジ……で……? 俺のモノの根元を掴み…… 俺のモノを……口に含む……桐生の姿が……目に映る…… ……俺……のを…… 桐生が…… ……フェラ……してる……
/389ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1554人が本棚に入れています
本棚に追加