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元カノだって……飲むのは、抵抗あったし……別にそれを強要したりもしなかった……
これ……すげぇ……恥ずかしい……!
枕に顔を埋めたまま……ぎゅーっと、枕にしがみつく。
桐生の口の中や……舌の感覚が……まだ……残ってる……
桐生のこの口での愛撫で……女の子たちを『あんあん』言わせてたんだろうな……
だって、エロ大魔神だし……
そう考えて、チリっと……胸に小さな痛みが走る。
俺だけが……された……訳じゃない……
……そもそも、男が男のを……何の抵抗もなく口でして、精液飲むとか……
そこから、間違ってるっ!
そんなこと……俺には出来ない!
「…蒼……ねぇ……顔見せてよ…」
「…やだっ!…何でっ…口でなんて……ましてっ……の…飲むんだよっ!……桐生はっ……色んな女の子とヤリまくって……そういうのも……抵抗ないのかもしれないけどっ……!」
「…してないよ…」
……え……?
今……してないって……言った?
俺の言葉に、桐生が被せた一言に……枕に埋めていた顔を……桐生に向ける。
「…俺が口でしたの……蒼だけだよ…」
桐生の大きい手が俺の後頭部を撫でる。
「…蒼以外の誰にもしてない……だって……本気で好きじゃなきゃ……したくなかったし……俺は蒼が好きだから…蒼に感じて欲しかったし……蒼が出したものだから、抵抗なく飲めた……蒼が好きだから…出来るんだよ…」
……桐生が口でしたのは……俺が初めて……俺…だけ……
そこでふっと……蘇る記憶……
『…あっあっあっ……あんっ……あっ…だ…め…!…!そんなに……ああっ!……激しくっ…んんっ!…舐めちゃ……!だめっ!…あっあっ…イッちゃうっ……イッちゃう……やまとっ!…』
……『やまと』って……言ってたんだ……
元カノが大きく脚を開いて……元カノの秘部に……顔を埋めてた男……
快感に……背中を仰け反らせて……身を委ねてた……
俺が……好きで好きで仕方なかった……俺の……
……桐生は……俺以外の誰にもしてないって言った……
女に見境なくて、一年の頃からモテてた桐生……
……桐生じゃ……ないのか……?
……でも……元カノは……相手が桐生だって……肯定した……
……どっちが……嘘を……言ってるんだ……?
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