第3章 迷走する気持ち

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「…信じらんない?……んー…じゃあ、俺のセフレだった子達に聴いてみてよ!本当か嘘か分かるからっ!」 『桐生に口でされた事ありますか?』って……? 「…き…聴けるかっ!…んなことっ!」 そんなこと突然聴かれても、困るだろうし、何より気でもおかしくなったと、俺が思われるだろうーがっ! 「…えー!?結構…かるーく教えてくれると、思うけど?」 ……例え……口でしてなくても……桐生とエッチした相手になんて……聴きたく……って……これじゃ……何だか俺が妬いてるみたいじゃねぇーかっ…! 「…じゃあ…蒼が信じてくれるしかないよね…?……誓ってもいいよ……俺が初めて好きになったのは蒼だけ……口でしたのも…蒼だけだよ……今すぐ信じられなくてもいい……俺が信じさせるから……俺が蒼に本気だってこと……」 桐生のまっすぐな目が……俺を捕らえる……… ……その目で……見るなよ…… …無駄にどきどきするんだからっ! 「…つーことで……続きしていい?」 ……続き? 「……だってさ……蒼ってば……気付いてないかもしれないけど……俺……さっき、蒼のパンツ脱がしたよね?」 ……口でされる前に……確かに引き下ろされた…… 「…でね……そうやってうつ伏せで寝てると……蒼の可愛い前は隠れてるけど……ここは……」 「んんっ!」 桐生の手が、俺の尻の双丘を撫で回す。 「…さっきから、俺を誘ってるんだよね……」 ……忘れてた……顔隠すことしか考えてなかったっ! つーか、誘ってないからっ! 慌てて起き上がる俺…… ……って……続きって……言った!? いやいやいや……確かに俺だけイッて申し訳ないけどっ…… 桐生が何の躊躇いもなく、自分のズボンと下着を下ろし、張り詰め昂る自身を…曝け出す…… ……で……でっけぇ…… ……こんな凶器のようなでけぇモノを……女の子たちは……よく受け入れられるな…… コレで中を突かれたら……気持ちいいんだろうな…… 桐生のモノを凝視したまま……そんなことを、マジメに考えていた。
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