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「…それはそれで……何つーか……エロくて……いい……見えそうで……見えないのが……男心を擽る……」
く……擽ってねぇーしっ!
……女の子がする仕草なら……分かるよ……
見えそうで見えないのが、男のロマンを掻き立てるっていうの……
…でも、やってるの俺だし……
男だし……
俺を好きだと……桐生は言うけど……俺の何が、そんなに桐生を惹き付けてるんだ……?
女の子の身体を知り尽くしてる桐生……
……俺なんかで……このエロ大魔神が、満足するとは……到底思えない……
何が好き?……どこが好き?…って……んなことっ……面と向かって聴けねぇー……女じゃあるまいし……
そんなことを考えていたら、桐生が俺の腰に片手を回し、片手が太股に回り、俺を……桐生の膝の上に乗せる。
太股に回った手が、俺の脚を開くから……
俺は……桐生の膝の上を……跨る格好になる訳で……
まるでエッチの……正しく挿入時の……体位になる訳で……
「…なっ…!何してっ……!挿れないって言ったろうがっ!」
俺がパニックになるのも、仕方ない。
「…しないよ……挿れないから……暴れないで……でも、俺もそろそろ限界だから……」
桐生のその言葉に、ピタッと俺の動きが止まる。
「…ふたりで……気持ち良くなろう……」
ぐっと俺の身体を、桐生が自分の方に引き寄せる。
「……あ……」
そうすることで……桐生のモノと、俺のモノがピッタリくっつく……
桐生の熱を……同じ部分が感じ取る……
桐生……がまん汁……すげぇ……
そう……だよな……
自分のこと放っといて……俺を先に……
桐生の手が、俺のTシャツをたくし上げ、俺の左手をシャツを掴ませる。
「…蒼…片手でシャツ押さえててね……もう片方は……こっち……」
桐生のモノと……俺のモノを……握らされる……
さっき出したばかりなのに……桐生のモノに、くっ付いてるだけで……少しずつ頭を擡げてくる……
「…一緒に擦って……」
桐生の囁くような声が……催眠術みたいに……頭に響いて……
俺は……戸惑いもせず……ゆっくり手を動かし始める。
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