翌日はキス一色

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「はぁあ?! と、豊福テメェ、ホラ吹くんじゃねえぞ! 百合子、お前もンな目で俺を見るんじゃねええ!」    ポッと頬を赤くする宇津木先輩に弁解している大雅先輩は、後で覚えてろとこっちを睨んでくる。  先に仕掛けてきたのはそっちっす、大雅先輩。俺は悪くないっす。ぶすくれていると、鈴理先輩が隣に腰掛けてきた。 「期待に応えてやらないとな」  後でたーくさんしような、攻めモードで俺を見てくる。  決まり悪く視線を逸らしながら、俺は彼女に告げた。それは受け男らしい、彼女を喜ばせる台詞。 「期待して待ってますっす」    今は本気で彼女が好きなんだ、それくらい言ったって許される筈だ。  Fin.
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