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「………ふっ、空があたしに楯突くなど生意気なのだよ。いつからあたしに指図する立場となったのだ。まあ、夏コミは先だ。今日はプロット作りより、取材を優先しようか。攻め女と受け男がどのように戯れるのか、その様子を事細かく」
ガタッ、椅子を引いて俺は逃げ出す。が、彼女の足が伸び、見事に人の足を引っ掛けることに成功。あたし様は転倒した獲物を馬乗りして関節を鳴らす。
「そーらー。あたしのために取材をさせろ。受け男がどのように女に攻められるのかを!」
「ギャァアアア! 結局こうなるんっすかぁあああ! お、おぉおお俺は悪くないじゃないっすか! 先輩が変に官能的にするから、俺は健全うひっ! シャツに手を突っ込まないで下さいっ! なにより此処は俺の教室ですからぁあああ!」
やだもうこの人。お腹をなでなでしてくる! じかで触れてくるんですけど!
「あたしの邪魔をした仕置きだ! 公開プレイをしてやる!」
「もぉおおこれだから攻め女はぁああ! あ、先輩のバカバカ! 耳は反則っ、耳はッ!」
果たして夏コミまでに俺達の二次創作小説が出来上がり、それが売り出される日はくるのだろうか。続く(わけねーです)!
Fin.
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