ふわり、純情。

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『僕に君はもったいないよ』 そう言って、誠さんはふわりと笑った。 色の抜けた黒髪が揺れる午後3時、 あなたへの「好き」が溢れた。 『ごめん、好きな人がいるの』 そう言って、君は涙をこぼした。 どうして、どうして泣くの。 君への「愛しさ」で自分が壊れる音がした。
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