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能天気な同僚たちはやがて、28歳の私が56歳のフリをしていたのだと結論付けて納得したようだ。
そうなると急に仲良くなりたがり、その訳を聞きたいと仕事終わりのお誘いが殺到した。
バブル全盛期だった28歳の頃━━━
私は野暮ったい黒縁眼鏡に黒髪を一つにくくり、家と職場の往復ばかりだった。
幼い頃から祖母と母、二人の姉と暮らしていたから男性に対する免疫が無く、更に引っ込み思案な性格も災いして、田舎でさえ『ダサい』と嘲笑される存在だった。
そんな僻地から逃れたくて、そして自分を変えたい一心で飛び出したのに…
何処に逃げても自分の性格を変えることは出来なかった。
以来ずっと、楽しい生活を自分が手に入れることは無いと思い生きてきた。
私だって人生の夏を謳歌したかったんだ!!

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