定食屋の未来図

4/9

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
あれから3日後。 僕は、いつものように残業を2時間して地下鉄に乗った。駅に到着して地下鉄の階段を上って地上に出た。 「あれっ?」 景色がいつもとは明らかに違っていた。 空き地だったはずのところにビルが建っていたり、いつも利用していたスーパーが閉店していた。 何がどうなってるのか理解できず、一瞬別の駅で降りてしまったのではないかと思い、地下鉄の入り口の駅名を確認したがやはりここで合っていた。 「えっ?どうなってんだよ」 家に向かって少し歩いて行くと、いつもの定食屋があった。 建物の外観は変わってないように見えた。とりあえずご飯食べて落ち着こうと定食屋の扉を開けた。 「イラッシャイマセ」 僕はいつもとは違う無機質な声に違和感を覚えた。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加