定食屋の未来図

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僕はいったいどうやって100年の未来に来てしまったのか。 会社を出て地下鉄の入り口に向かう時までは、いつもの景色と変わらなかったはずだ。 その時、ハッと思い出した。 電車に乗って空いてる席に座った時は人が何人もいたはずなのに、目が覚めると僕が乗っていた車両に誰もいなかったのだ。 その時は不思議に思わなかったけど、今思えば地下鉄に乗って100年後の未来に来てしまったのかもしれない。 でもそんなSF映画のようなことが現実で起こるのか。 僕はカバンの中に明日会議で発表しなければならない資料が無いことに気づいた。 「しまった、会社に忘れた…」 僕はまた地下鉄に乗って会社に戻ることにした。 会社に向かう地下鉄の電車に揺られながら僕はこう思った。 地下鉄に乗って現在に戻ってなかったらどうしよう。もし未来のままだったらどうすればいいのか。
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