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とある夏の蒸し暑い日
僕はホームルームが終わり帰ろうとしていた
?「一緒に行こうぜ!」
声がしたから見ると
そこには僕の幼馴染の”騎馬 勇太”(きば ゆうた)がいた
自分でも知らぬ間にそのイケメンフェイスを使ってハーレムを築き上げてある男だ
しかも男子達にも好まれており向かう所敵なし
はぁ、周りからの嫉妬の目が怖い
僕「勇太?言ったよね?誰かと予定がある時には僕に帰ろうと言っちゃいけないって」
勇太「え?今日予定なんてあったっけ?」
出た!主人公特有の忘れっぽいやつ!
僕「はぁ
男子数人とゲーセン
あそこの女子と友達へのプレゼント選び」
勇太「あ、そうだったな!サンキュー!」
何がサンキューだ
僕「もう忘れんなよ」
そう言い教室から出て真っ直ぐ玄関へと向かう
僕「危なかった、もう少しでリンチされる所だった」
そう呟きながら下駄箱へと手を伸ばす
ヒラッと下駄箱から何かが落ちて来た
手に取って見るとそれは手紙だった
______騎馬 勇太様_____
お伝えしたい話があります
明日の放課後体育館裏で待ってます
短い文だがこれはラブレターだ
でもなんでだ?
勇太には告白とかそういうことをしてはいけないという暗黙のルールがあるのに
まあいいや
勇太の所に入れておこう
勇太の下駄箱を開けるとまた
ヒラッと全く同じ手紙が出て来た
中身を見ると
_____ 塚原 真琴様_____
お伝えしたい話があります
明日の放課後体育館裏で待ってます
この手紙の塚原 真琴(つかはら まこと)は僕の事だ
しかし全く同じか
入れ違え?
というよりなんでこんなピンポイントで間違えるのだろう?
いたずらか?
と考えながら取り敢えず勇太の下駄箱に僕の下駄箱に入っていた手紙をしまい、僕は家に帰った
次の日学校が終わると勇太がこっちに来た
勇太「なあ真琴、
ちょっと付き合って欲しいんだけどさ」
いつもより真剣な顔でそう言って来た
平常心平常心
真琴「ん?どうした?」
よし、自然な感じで言えた
勇太「いいからついて来て」
何をさせるつもりだろう
勇太「真琴、誰にも言わないで欲しいんだけど...
これ見てくれ」
差し出されたのは昨日の手紙
真琴「で?」
勇太「いや、これってラブレターかな?と」
ラブレターの所でガタッて音が聞こえた
トイレにいるんだけどなぁ
真琴「で?」
勇太「いや、一人じゃ行きづらいから一緒にと思って」
このイケメンが!!
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