巻き込まれ...までは王道じゃん?

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真琴「いや一人で行けよ!」 勇太「え?!でもやっぱり一人じゃ」 真琴「じゃあ他の奴にしろ!僕は無理!」 勇太「ちょっ!」 ガシッと掴まれた 勇太「こんなの頼めるのはお前しかいないんだよ」 真琴「女子は?」 勇太「これに女子は...」 真琴「男子は?」 勇太「冷やかされるかなと」 「「...」」 真琴「ねえじゃあなんで僕なの?」 勇太「...幼馴染だし」 真琴「本音は?」 勇太「頼みやすくて冷やかしとかもしないかなと」 つまり軽い...と 真琴「はぁ」 思わず溜息が出た 真琴「仕方ないなあ」 勇太「じゃ、じゃあ」 真琴「ただし!」 勇太「ただし?」 真琴「そこの扉の向こうにいる誰かを連れて行くこと」 ガタタタッ 今のは聞こえたろ 取り敢えず扉を開けて バタンッ 勇太「み、皆?!」 真琴「ほれ、選べ」 皆さんおそろいで苦笑いなのはなんでかな? 勇太「はぁじゃあみんな来てくれる?」 どうしてそうなった 真琴「一人じゃねぇのか?」 勇太「選べって言っただけじゃん」 屁理屈男め!! 勇太「でも隠れててね? こんなに多いと相手も困るだろうし」 まあ6人もいればな ついでに言うと男女ともに3人ずつだ 全員美男美女 僕?普通ですが何か? まあそんなこんなで今は体育館裏です 展開が速い?大人の事情だよ 今僕は体育館への通路にいる 勇太は体育館裏 他の奴は近くの木や草むらに隠れてる はぁ早く帰って寝たい 勇太「なんだこれ!?」 ん?勇太の声だ 他の奴の声も聞こえて来た はぁ変な事が起きてるのは確かだしな 行ってみるか 僕は体育館裏へと向かった はずだった 少しの浮遊感と遠のいて行く空が僕に確信させた 真琴「なんで落ちてんだ~?!」 そう、落ちているのだ いきなり空いた穴に
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