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観覧車の近くでタクシーから降りる。
手を引かれて観覧車まで続く階段の下に立った。
「大きいなぁー…この観覧車、日本国内でも大きい方なんだって」
「こんな大きな観覧車初めてです」
「うん、俺も」
上田先輩は手を離して、階段を上がり始めた。
5段くらい後ろから追いかけて上がる。
100段くらいの階段を上がりきると、緑色一色だった観覧車が七色に点灯し始めた。
周りの木々にはLEDのライトが施され、光の道となって観覧車の元まで続いている。
「わぁ、キレイですね!」
「うん、キレイ」
観覧車の真下でチケットを出し、スロープを上がる。
10組くらい並んでいたけど、すべてカップルだった。
…いや、私たちのように上司と後輩かもしれないけど。
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