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大きく深呼吸をしてメッセージを読む。
“今、ミホの店にいるんだけど飲みに来ない?”
あ、そういう事か…。
久しぶりの連絡に一瞬心臓が破裂するくらいドキドキした。
2人きりじゃなく、ミホさんがいる。
でも、高瀬先輩と話せると思うと、やっぱりドキドキする。
“行きます”
その四文字だけ送って立ち上がり、ドアの前に移動した。
何となくジッと座っていることができない。
なんでこんなにワクワクするのか。
上田先輩には悪いけど、やっぱり高瀬先輩のことを考えるだけで心臓が高鳴る。
気持ちを落ち着かせるために窓の外を流れる景色を見つめた。
でも、近付いていくほど鼓動は早くなった。
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