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「…いつまでそこで迷っているつもりだい?」
旧日本軍のコスプレしてるみたいなおっさんだった。ぶらりと腕を垂らしている。体は俺の方に向けたまま、小町ちゃんの方を両目でしっかり見てるんだ。姿勢からしてやばいだろ。たとえジョジョの熱狂的なファンだったとしても納得できるもんじゃない。
これはダメだ。マジでやばい。
確信した俺は男の視線を逃げるように迂回気味に走って恐怖で呼吸すらできなくなっている小町ちゃん共々電車に飛び乗ったんだ。
ドアはストーカー野郎が乗り込む前にしまってくれたよ。
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