妖怪千話～黎明の章～

はじめに

妖怪

それは人間とは異なる異形の者たち。

一説によれば、堕落した神々の姿ともいえる。

姿形は見えないが、昔の人々は、その存在を信じ、畏れ、崇めた。

平安時代には、こういった妖怪たちを祓う陰陽師が活躍した。

江戸時代には、百物語が流行し、鳥山石燕などの妖怪絵師が人気を集めた。

そして、現代では水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」がアニメや実写映画で人気を博している。

妖怪は、どの時代も生き続けているのである。

この本には、日本を中心に、古今東西の様々な妖怪を集めて、その能力を記した。